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あれ? 女子は?


先日発表されたタスクフォースでの、男子統一リーグ構想の記事を
書きながら、ふと思った。

あれ? 女子は?

男子の統一リーグは当然プロ化だと思われます。
一応企業からの要望もあって、チームに2名までは
アマも認めるような事が書かれていました。
男子はbjリーグまでを含めると、現時点でもプロ選手の方が
多いと思われるのですが、
女子は過去にも現時点でも大神選手ただ一人。


女子のプロ化も男子同様に1997年に解禁されました。
プロ第一号は2007年の大神選手で、現在まで
他にプロになった選手はいません。

女子は1996年アトランタ、2004年アテネ五輪の他
世界選手権にも出場を重ねていて、
代表の強化のためにわざわざプロ化する
必要性はないと考えられていたようです。

しかし、お隣の韓国もプロ化になり、その他の
アジアの国でもプロリーグが発足してきています。

そして、プロとアマでは壁があるのか、
近々のロンドンや北京五輪には出場できていません。
また、WKBLとの対抗戦である
「日韓Wリーグチャンピオンシップ」でも、これまで
1勝も上げていないのです。

それでも男子に比べると、女子は世界に近いと
言われていて、次のリオ五輪への出場も期待されていました。
でも女子の場合、選手は結構大変だと思うのです。

まず、今の女子リーグには外国人枠がありません。
国内で教育を受けた選手、日本国籍所得申請中の場合のみ
認められていますが、原則日本国籍の選手のみ
登録が可能です。
 
現在、代表で活躍する渡嘉敷選手は身長が192cm
となっています。
この制度だと国内の試合でまず自分より大きな選手と
対戦することはそうそうないでしょう。
でも世界に出ると自分より大きな選手ばかりと
マッチアップすることになります。
これはちょっと不利で可哀想かなと思うのです。

では、外に行くか! というのも難しいのです。
WJBLでは所属選手が他のリーグでプレイする
二重所属(二重登録)を禁止しています。

過去には萩原選手の特例が認められたことがありますが
基本的に海外のリーグに行くことができません。
可能なのはプロ契約選手のみで
大神選手が冬は日本、夏はWNBA(アメリカリーグは冬場は
NBAが優先的にアリーナを使うので、女子リーグは夏開催)
とシーズン契約で二重登録にならないようにして
プレイをしてきました。

でも現在は、中国リーグと国内リーグ登録期限の違いから
無所属になっていたと思います。
これまで日本代表としてもがんばって来られた選手なので
プレイできないことはすごく勿体無く思います。

ちなみにバレーボールやその他の競技のような
レンタル移籍もありません。

女子は男子リーグのとばっちりのような印象もありますが
女子は女子でこの登録問題など代表強化の点も含めて
FIBAから指摘されています。

アマのままで制度を変えていくのか、他の国々と歩調を合わせ
プロ化を目指すのか。
実は女子の方こそ難しい問題なのかも知れません。